初めての一人暮らしのために物件を探す場合、多くの人は1Kや1Rといった間取りを選ぶでしょう。
1Kと1Rはどちらもメインの部屋が1つだけのためほぼ同じものと見なされることがありますが、両者の間には明確な違いがあります。
物件探しをする前に、1Kと1Rの違いについて詳しく把握しておきましょう。
1Kと1Rの違いは？どっちを選ぶのがベスト？
＜1Kとはどんな物件のこと？＞
1Kは、メインの部屋とキッチンスペースがそれぞれ1つずつある間取りを指します。
キッチンとメインの部屋の間には扉などの仕切りがあり、それぞれの部屋が独立しています。
まれに、キッチンと部屋がひと続きであっても、床素材がそれぞれ異なっていたり、わずかな段差が設けてあったりするために1Kと呼ばれている物件もあります。
＜1Rとはどんな物件のこと？＞
1Rはいわゆる「ワンルーム」のことであり、キッチンとメインの部屋が扉などで仕切られずひと続きになった物件を指します。
1Rの物件は仕切りを取りつける工事が必要ないため、1Kに比べると家賃相場がかなりお得になります。
また、室内が区切られておらず広く見えることも1Rの大きな特徴といえるでしょう。
一人暮らしする前に知っておきたい1Kと1Rの違い
＜1Kの間取りが向いている人の特徴とは＞
1Kの部屋は、間に仕切りがあるので玄関から部屋の中が見えません。
玄関先に宅配や来客があったときに室内を見られることに抵抗があるなら、1Kのほうが安心して過ごせるでしょう。
調理時の煙やニオイなどが気になる方にも、キッチンとメインの部屋を扉などで仕切れる1Kがおすすめです。
反対に、あまり自炊しないのでキッチンスペースはメインの部屋より廊下にあるほうがいいという方も1Kなら快適に過ごせるでしょう。
＜1Rの間取りが向いている人の特徴は？＞
1Rの物件は比較的キッチンスペースが広いことが多く、「一人暮らしをするのなら毎日料理を楽しみたい」という方におすすめです。
キッチンと部屋がひと続きなら、テレビを見ながら料理をしたり、できあがった料理を部屋にサッと運んだりするのに便利です。
1Rの部屋はエアコンの冷風や温風がキッチンにも行き渡るため、夏は涼しく、冬は暖かく快適に料理ができるという良さもありますよ。
まとめ
1Kと1Rは、キッチンスペースとメインの部屋の間に仕切りがあるか無いかという違いで判断できます。
間取りが似ていてほぼ同一のもののように思える1Kと1Rですが、その住み心地はかなり異なります。
一人暮らしのための物件を選ぶときには、1Kと1Rの見分け方をマスターしたうえでどっちを選ぶかをじっくり考えてみてくださいね。
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